以心伝心の意味について・似てる言葉はある?英語ではなんていうの?

「以心伝心」
という言葉を聞くと

みなさんは、
どのようなイメージを
持たれるでしょうか?

「以心伝心」には
どのような意味が
あるのでしょうか?

ほかに似ている言葉は
ありますか?

英語で表現すると
どのような言い方に
なるのでしょうか?

今回は、
このような点について
調べてみたいと思います。

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以心伝心の意味

【読み方】
いしんでんしん

【意味】
無言のうちに心が通じ合うこと。
考えていることが言葉を言わずに
お互いが理解し合う関係のこと。

【解説】
「心を以(も)って心を伝う」
とも読みます。

禅宗用語。

元来は言葉などを介せずに
悟りの内容をそのまま人に伝達すること。

【由来】
元々は仏教用語の一つで、
仏法の教えを言葉や文章を借りず、
心を通い合わせて真理や悟りを
師の心から弟子の心に伝えること。
元々、禅宗で用いられています。

禅宗とは?
座禅によって悟りの境地を
得ようとする宗派で
言葉による教えよりも
目に見えないものを
大切にしていました。

以心伝心は、その禅宗の
「禅源諸詮集都序
(ぜんげんしょせんしゅうとじょ)」
という古い禅宗のさまざまな人の教えを
まとめた教典にある教えの一つです。

その中の「世尊拈花(せそんねんげ)」
という話に出てくる教えです。

【例文】
☆僕が欲しいと思っていた
サッカーボールを、
父が以心伝心
買ってきてくれたので
おどろいた。

☆彼女の考えは
以心伝心でわかっていました。

☆彼女にカレーを食べに行こうと誘ったら
ちょうど彼女もカレーを食べたいと
思っていたそうだ。
これぞ以心伝心だな。

☆私たち夫婦は黙っていても話が
通じるんです。
まさに以心伝心です。

☆あの人とはなぜか以心伝心
気持ちが分かる。

☆彼とは幼少の頃からの付き合いなので
以心伝心の仲と言っても過言ではない。

☆長年の付き合いなんだから
君の言いたいことは
以心伝心でわかるよ。

なぜ以心伝心できるのか

私たち日本人は言葉を使わずに
相手に物事を伝えるのが
得意なのだそうです。

それはきっと相手のことをよく知ろうと
努力したり
相手のことを、よく観察することによって
自然とわかってくるのではないかと
思います。

それによって
よく知っている人なので、
何を考えているか予想がつくのでしょう。

そして相手の、ちょっとした仕草や表情を
読み取ることで何を考えているのかを
察することができるのだと思います。

相手の考えていることが何も言わなくても
理解できる能力、
ぜひ身につけたいですね!

確かに私たち日本人には
「何も言わなくても通じ合う」
ということを美徳とする傾向が
強いと思います。

「親や師匠の背中を見て育つ」とか
「何も言わなくても空気を読んで欲しい」
「気持ちを察して欲しい」「背中で語る」
などと言いますよね。

でも現実は…
きちんと考えや気持ちを相手に伝えないと
理解してもらえない、ということのほうが多いですよね。

恋人や夫婦といった一対一の
関係もそうですが
職場など大勢の人がかかわる場合も
コミュニケーション、
意思の疎通が大切なような
気がいたします。

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以心伝心に似てる言葉とは

「以心伝心」と書き表すときに
間違えやすい表記に
「意心伝心」や「異心伝心」、
「以心電信」
などがあります。

きちんと「以心伝心」という漢字を
覚えたいと思います。

この以心伝心に似てる言葉としては

拈華微笑(ねんげみしょう)
意気投合(いきとうごう)
不立文字(ふりゅうもんじ)
言わず語らず(いわずかたらず)
心を以って心に伝う
(こころをもってこころにつたう)
教外別伝(きょうげべつでん)

があげられます。

もう少し掘り下げて
これらの「以心伝心に似てる言葉」
の意味について調べてみたいと思います。

拈華微笑(ねんげみしょう)
言葉を用いずに心から心に伝わることを
表していて
以心伝心の例えとされています。
仏教用語の一つで故事に
由来するものです。

お釈迦さまが、ある集まりの時に何も言わずに一輪の花をひねりました。
でも弟子たちには、その行動の意味が理解できません。
そんな中ただ一人の弟子だけ(迦葉)が意味を理解し微笑みました。
それに対してお釈迦さまがその弟子に仏教の真理を伝えたという
いわれがあります。

拈華は花をひねるの意味。
華は草木の花の総称。
拈は指先でひねることを表しています。

意気投合(いきとうごう)
お互いの気持ちや考えが、
ピッタリと合うこと。
気が合うことを指して言います。
投合はピッタリと合うの意味があります。
投にも合うとか叶うという
意味があります。

不立文字(ふりゅうもんじ)
悟りは文字や言葉によるのではなく
修行を積んで心から心へと伝えるもの、
という意味があります。

悟りというのは言葉で
表せるものではないので
言葉や文字にとらわれてしまっては
いけないという意味。

禅宗の基本的な立場を表している
言葉です。
「文字(もんじ)を立(た)てず」
とも読みます。

言わず語らず(いわずかたらず)
言葉に出して何も語らない、
という意味があります。
【例文】
☆言わず語らずのうちに通じ合う。

心を以って心に伝う
(こころをもってこころにつたう)

これは以心伝心を訓読みにした
言葉ですので
意味は以心伝心と同じです。

教外別伝(きょうげべつでん)
悟りとは言葉や文字で
伝えられるものではなく
直接、心から心へと伝えるものである
という意味です。

以心伝心を英語で言うと?

☆That which comes from the heart will go to the heart.
(心から出たものは心に通じる。)

☆telepathy(テレパシー)
相手の心を読み取る、と言うよりも
話をしなくても意思の疎通が取れる
というニュアンスになります。

☆ability to understand each other without language
(言葉なしで、お互いを理解し合う能力、
お互いにわかり合う)

☆non verbal communication on mutual understanding
(相互理解に基づく
非言語コミュニケーション)

☆We get each other.
(私たちは理解しあっています。)

getは「手に入れる」というのが
基本の意味になりますが、
この場合のgetは「理解する」という
意味になります。

I get you.やI got you.で「わかった」
という意味になるように、
We get each other.も「理解し合う」
という意味になるようです。
いちいち説明しなくてもわかり合える仲→以心伝心ということになります。

☆in tune with each other
(以心伝心の仲、
お互いに以心伝心している)

withの後ろをhimやherに変えると
「彼(彼女)と以心伝心」
というふうに使えます。

tuneには「調和」という意味があります。
動詞は「合わせる」で
私たち日本人がよく使う
「チューニング」という言葉も
このtuneからきているんですね。

☆tacit understanding

☆We understood each other almost as if we could read each other’s
minds [as if we in some king of telepathic communication].
(お互いの心は以心伝心で
なんとなくわかっていました。)

☆She believes all things can be communicated telepathically.
(彼女はすべてのことが以心伝心で伝わると信じている。)

感想

今回は以心伝心
という言葉について
調べてみました。

何も言わなくても
相手の考えていることが
わかって相手の喜ぶことを
いつもしてあげられる、

そんな人になれたら
どんなにいいだろう
って思ったことありませんか?

でも現実は、
なかなかそうは
うまくいかないですよね。

だからこそ
私たち人間は対話を重ねようと
努力するのかもしれません。

皆様の日々の生活にも
少しでもお役立ていただけましたら
嬉しく思います。

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