「酒は百薬の長」の意味や由来について・英語で言うと?

「百害あって一利なし」という
慣用句がありますね。
今回は、この言葉の類語について
調べてみたいと思いました。
ですが、なかなかこれに相当する言葉が
見当たりませんでした。

というわけで方向転換をして反対語について調べてみたいと思います。
「百害あって一利なし」には
「何一ついいことはない」
という意味がありました。
その反対語となると
「何一つ悪いことはない」
という意味になります。

この意味に近い言葉の一つに
「酒は百薬の長」
ということわざがありました。
それで今回は、この言葉の意味や由来、
英語での表現について
調べてみたいと思います。

酒は百薬の長の意味

意味

適量の酒はどんな良薬よりも効果があると
酒を賛美した言葉。
酒は、ほどよく飲めば、どんな薬よりも
健康のために良い。
適度の飲酒は、
どんな薬にも勝って効験がある。

酒は飲み過ぎないように、
ちょうどいい量を飲んでいれば、
どんな薬よりも良い効果があり
健康でいられということ。
酒は、どんな薬よりも優れている。

【読み方】
さけはひゃくやくのちょう

【類義語】
・酒は天の美禄(さけはてんのびろく)
・酒は憂いの(さけはうれいのたまははき)
・酒に十の徳あり(さけにとおのとくあり)

【対義語】
・酒は諸悪の基(さけはしょあくのもと)
・百害あって一利なし
(ひゃくがいあっていちりなし)


・酒は命を削る鉋
(さけはいのちをけずるかんな)
・酒は百毒の長
(さけはひゃくどくのちょう)
・酒は万病の元(さけはまんびょうのもと)

【例文】
・酒は飲み方によって薬にもなります。
酒は百薬の長になるように飲み方には
注意してください。

・うちの部長は風邪一つひかないし
休んだのを見た事がありません。
毎日の晩酌がいいと本人が
話していましたが、
まさに酒は百薬の長ということでしょうか。

酒は百薬の長というのは
飲み方の問題でしょう。
自分の限界を知って飲むべきです。

・精神的にリラックスするために
酒は百薬の長として、
お酒を楽しむことができます。

・主人はいつも酒は百薬の長
言っていますが経済面や健康の面からも
毎晩の晩酌はぜひ
控えていただきたいと思います。

酒は天の美禄

酒は百薬の長の類義語である
「酒は天の美禄」について少し調べてみたいと思います。
【読み方】 さけはてんのびろく
【意味】  酒は天からのありがたい贈り物だという酒を褒め称えて言う言葉
【解説】  「禄」というのは役人の報酬のことです。
上から下に賜るものという意味があります。
そこから「美禄」が酒の美称となりました。
【例文】  酒は天の美禄で、
こんなに楽しい宴で美味しい酒が
飲めるなんてこの上ない幸せです。

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酒は百薬の長の由来

出典は「漢書(かんじょ)」の
食貨志下となっています。
漢書とは紀元前3世紀末頃に書かれた中国の書物です。
そこには「夫れ塩は食肴の将、
酒は百薬の長、嘉会の好、鉄は田農の本」
とあります。

これには

「塩は食物の中でもっとも大切なもの。
酒はどんな薬よりも効果があるだけでなく
宴会には欠かせないもの。
鉄は農業にはなくてはならない基本。」

という意味があります。
お酒を塩や鉄でできた農耕具と同等に大切なものとしています。

【解説】
適量の酒は緊張をほぐしたり気分を良くしてくれますし
円滑なコミュニケーションにも役立ちます。
そのため適度の飲酒は薬に勝る、
といわれています。

酒を良いものと位置付けるには
「適量」という条件が必須である、
と言えます。
時々、呑兵衛の方が自分を弁護するために
「酒は百薬の長」という言葉が使われているシーンに遭遇しますね…

適度な量のお酒は張り詰めた気持ちを
和らげてくれる効果があり
健康に良いと考えされています。
いわゆる「適度な量」というのは、
どのくらいのものなのでしょうか?
これには個人差も出てくる
かもしれませんね。

1日あたり
・日本酒 1合
・焼酎  コップ1,2杯
・ビール 大瓶1本
くらいが適度な量のようです。

このくらいまでは血中の善玉コレステロールを増やしてくれるのだとか。
ほかには心筋梗塞や冠動脈疾患の予防にも
役立つそうです。

でもこの適量を守っていれば毎日飲んでも
良い、という意味ではありません。
やはり休肝日は週に2日、
設けなくてはいけません。

適量を超えてしまうと肝機能障害や高血圧・糖尿病などになるリスクが
増えてしまいます。

その昔お酒は薬として使われていました。
このような背景から、
この言葉が生まれたのでしょうね。

「徒然草」には
「百薬の長とはいへど、
よろづの病はさけよりこそおれ」
とあります。
「すべての病気は酒が原因」
という意味です。
この言葉からも、どんな場面であっても酒を飲むことを強く推奨することは
避けなくてはいけない
ということがわかります。

酒=アルコールに殺菌効果あることは誰もが知っていることと思います。
インフルエンザの季節などアルコール消毒が推奨されますね。
スーパーや公共の施設に置かれている
消毒用のスプレーも、
ほとんどがアルコールを
主成分としています。

このようなことからもわかるように
アルコールは、ほとんどの菌を殺菌する
効果があります。
手軽に扱えるため私たちの生活のいろいろなシーンで殺菌目的で使われています。

おつまみにも注意を
お酒のお供には、つい味付けの濃いものや揚げ物を選んでしまいがち。
そんな時に高タンパクで低脂質のものを
選ぶようにして
アルコールの分解を
助けるようにしましょう。
最近ではプリン体や糖質が含まれていないお酒もたくさん出ていますので
そのようなものを選ぶのも良い方法です。
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酒は百薬の長を英語で言うと?

酒は百薬の長を英語にすると

・Sake is the best medicine.

・Wine is the chief of all medicines.

・A little something to drink is the best medicine.

となります。

ほかには、このように表現するようです。

英語訳

・Wine is panacea of all ill.
(酒は万能薬である)

・Good wine engenders(makes)good blood.(良いワインは良い血を作る)

・There are more old drunkards than old physicians.
(老いた医師よりも
老いた酒飲みのほうが多い)

・Alcohol as a panacea.
(アルコールは万能薬)
・I heard there are some researches to study alcohol as a panacea.
(アルコールが万能薬だということを聞いたことがある)

・Alcohol is my panacea.
(アルコールは自分にとって万能薬)

・Since old times sake has been said to be the best of all medicines.
(酒は百薬の長と昔から言われてきた)

・A good drink is better than any medicines.(良い酒はどんな薬よりも効果がある)

・There’s no better medicine than alcohol.(アルコールはもっとも良い薬である)

・There’s no ailment a bit of booze can’t cure.
(ちょっとのお酒で治せない病気はない)

感想

今回は「酒は百薬の長」という
ことわざについて調べてみました。
少量なら健康にも良いということでしたが
体にどのような影響を及ぼすのかは個人差が
ありますので線引きは
なかなか難しいですね・・・

私は、
たまにしかお酒をいただかないのですが
お付き合いで飲む時はつい
相手のペースに合わせてしまうので
飲み過ぎてしまわないように
気をつけたいと思います。

皆様の日々の生活にも
少しでもお役立ていただけましたら
嬉しく思います。

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