ちまき~【こどもの日/端午の節句】の食べ物の由来とは?

5月5日は
こどもの日/端午の節句ですね。

この日の食べ物として
まず思い浮かぶのは「柏餅」でしょう。

しかし、
関西地方ではこの日に柏餅だけではなく
「ちまき」を食べることも
定番になっています。

これらは、
日本で最も古いお菓子の形を残したもの
といわれています。

★ちまきは奈良~平安時代に中国から
伝来したものです。

★柏餅は日本独自のもので普及したのは
江戸時代です。

実は柏餅よりも歴史の古い「ちまき」。
今回はこのこどもの日/端午の節句の食べ物
「ちまき」に注目して由来を調べてみたいと思います。

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ちまき~中国を由来としている

柏餅は日本の独自の祝い餅であるのに対し、
ちまきは中国の行事とセットで
日本に伝わってきた習慣と言えます。

ちまきは、
餅米粉やうるち米粉などで作った餅で、
笹の葉などに包んで蒸していただきます。

中華ちまきは竹の皮に
餅米やギンナンや干しエビ、タケノコ、
干しシイタケ
などの具をたっぷりと入れて蒸します。

今から2300年以上も昔。
紀元前278年、
中国の春秋戦国時代のことです。

楚(そ)の国の高名な詩人、
屈原(くつげん)という人は国王の側近
としてお仕えし、
多くの人びとから慕われて信望を
集めていました。

しかし陰謀によって失脚し国を追われる
ことになった屈原は、
国の行く末を心配しながら汨羅(べきら)
という川に身投げをしてしまいました。

屈原の死を悲しんだ人々は、供え物として
たくさんのちまき(餅米)を
川に投げ入れて彼を弔いました。

屈原が死んだのは5月5日。
以来、この日は屈原の弔いとして
川に供え物を投じることが
風習となったのです。

ところが漢の時代に、
里の者が川のほとりで屈原の幽霊と
出会います。

屈原の幽霊は

「里の者が毎年供え物を捧げてくれるのは
有り難いが、
残念なことに、せっかくのお供え物が
私の手元届く前に蛟龍(こうりゅう)という悪龍に取られてしまう。

だから、
今度からは蛟龍が苦手なれんじゅの葉で
米を包み、
邪気を払う青、赤、黄、白、黒の
5色の糸で縛ってほしい。」

と訴えました。

その通りに
れんじゅの葉で米を包み5色の糸で縛って
川へ流すことによって、
無事に屈原のところへ供え物が
届くようになったということです。

これがちまきという
こどもの日/端午の節句の食べ物の由来
いわれています。

屈原の故事から、
中国では5月5日の節句には、
病気や災厄を避けるために
節物としてちまきを作って、
親戚や知人に配るという風習が
生まれました。

そして、
その習慣は、
病気や災厄を除く大事な宮中行事、
端午の節句となったといわれています。

時が流れて、
中国の三国志の時代、
端午の節句は、

魏(ぎ)の国によって旧暦の5月5日に
定められて、
やがては日本にも伝わり
当時の都があった近畿地方を中心に広まっていきました。

日本では、
餅米を巻くのに茅(ちがや)の葉を
使っていたために
「ちまき」と呼ばれるようになった
ということです。

ちなみに「茅」という漢字。
「ちがや」と読むんですね。

東京に「茅場町」という金融街がありますが
昔はこの「ちがや」がいっぱい生息していた
場所だったのかもしれませんね。

機会があったら
このテーマについても調べてみたいと
思います。

そして、
「ちまき」を巻いた5色の糸はこいのぼりの
「吹き流し」にもなりました。

このちまき
日本へ端午の節句の行事とともに伝わって、
今日に至っているというわけです。

一説には、
楚の国民たちは、
小舟で川へ行き、

太鼓を打ってその音で魚たちを脅し、
そしてちまきを投げ入れて、
屈原の死体を魚が食べてしまわないように
したそうです。

その日が中国の年中行事となって、
舳先(へさき)に竜の首飾りをつけた竜船が
競争するという行事が生まれたようです。

これが
今日のドラゴンレース
の始まりとされています。

ところで、
歴史の上では些細なこの出来事が、
なぜこのように盛大なお祭りに
発展したのでしょうか?

次のようなことが原因だといわれています。

急に暑くなるこの時期は、
昔から病気になりやすく、
亡くなってしまう方が多かったようです。

そのために、
5月を「毒月」と呼んで、
厄除け・毒除けの意味で菖蒲やヨモギ・
ガジュマルの葉を門に刺して、
薬用酒や肉ちまきを飲み食いして健康増進を祈願したようです。

中国の昔の人々の生きるための強い思いが、
端午の節句の由来になっているようですね。

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柏餅と菖蒲湯

5月5日とは菖蒲湯が楽しみな日。
江戸時代より「勝負」にちなんで
男の子の節句に菖蒲湯に
入ることになったそう。

血行をよくし保温効果をもたらすのは
茎の部分なので、
お店で買うときは、
できれば茎つきのものを選びましょう。

菖蒲のいい香りに包まれて温まると気持ちもほかほかに。
軒下や家の門などにつるしておくと厄除けになるといわれていますが、
もっぱら菖蒲湯と決まっているご家庭も多いのではないでしょうか?

ちなみに我が家は24時間風呂で
入浴剤などを入れることができないため
残念ながら菖蒲湯を
楽しむことができません…

間違えてしまいそうなのが紫色の花菖蒲
名前は似ていますが、
菖蒲はサトイモ科、
花菖蒲はアヤメ科で、
まったくの別のものです。

花菖蒲は
葉が菖蒲に似ているために
こう呼ばれています。

私もずっとアヤメ科の花菖蒲を
お風呂に入れているのだと
思っていました(爆)

調べものってほんとに
勉強になります!

菖蒲湯の入りかた
1 菖蒲を1束用意する
   茎は血行をよくする
   八百屋さんなどで買える
   茎からいい香り
2 菖蒲を細かく切る
3 木綿の袋に入れる
4 ボウルに3を入れ沸とうした
お湯をそそぐ
5 4の袋とお湯をお風呂に入れる

☆蛇口に菖蒲をしばりお湯を出すという
簡単な方法もあります。

もう一つの楽しみは柏餅

柏の葉は、
次の新芽が育つまでは古い葉が
落ちないことから、
子孫が絶えないようにという願いが
込められています。

柏餅を蒸していると、
柏の葉のいい香りで幸せな気分に。

柏餅の作りかた

材料(10個分)
水 150cc
さとう 15g
柏の葉 10枚
片栗粉 少々
上新粉 120g
白玉粉 30g
こしあん 250g

1 ボウルに粉を入れ水を少しずつ
加えてまぜる
2 さとうを入れて手でこねる
3 1を蒸し器で蒸す、強火で20~25分
4 こしあんを10等分する
5 柏の葉を洗い水気をふいておく
6 3をボウルにあけて軽くつく
7 手に粉をつけて6を10等分の楕円形に
丸める
8 7を固くしぼったふきんの上へおく
9 あんをはさんで二つ折りにし
片栗粉をまぶす
10 蒸し器で5分くらい蒸してできあがり

端午の節句とこいのぼり

5月5日のこどもの日/端午の節句が
近づいてくると、
色とりどりのこいのぼりが
あちこちに泳ぎはじめます。

男の子がいらっしゃるご家庭では
端午の節句の日、
こいのぼりを立ててお祝いをすることと
思います。

高く泳ぐこいのぼりを見て、
「うわぁ~」とはしゃぐお子さんの
姿が目に浮かびますね!

こいのぼりは、
天の神さまに男の子の誕生を知らせるための
目印といわれます。

五色の吹き流しは五行説に由来するもので、
一般に色は赤・青・黄・白・黒(紫)で、
魔よけの意味があるそう。

五行説とは
古代中国の思想で、
万物は木・火・金・水・土から構成され、
それぞれの相互作用で成り立つとする考え方のことです。

もともと端午の節句は災いや病いを払う行事として続いてきました。

武士の力が強い時代には、武者人形を飾り、
のぼり旗を立ててたくましく成長することを願いました。

庶民は、
のぼり旗の代わりに
「こいのぼり」を立てたとか。

子どものころに、
新聞紙で大きなかぶとを折ったり、
新聞紙を刀に見たてて、
どう巻けば頑丈になるか競って遊んだ
という方もいらっしゃるのでは
ないでしょうか?

感想

この記事を書きながらずっと
♪ち~ま~きたべたべ~にいさ~んが~♪
っていう童謡が頭の中をグルグル
回っていました(笑)

でもタイトルが思い出せず…
YouTubeで調べてみました!

そうかなぁとは思ってはいたのですが…
「せいくらべ」というタイトルでした。
スッキリして良かったです!

5月5日といえばいわゆるGWの
期間ですよね。
今までコンビニやスーパーで
柏餅を買って食べる程度だったのですが

せっかくちまきの深い由来について
知ることができましたので

今年の5月5日は
そんなルーツに思いを馳せながら
そして「せいくらべ」を歌いながら
おいしい「ちまき」を味わってみたいと思います。

皆様の日々の生活にも
少しでもお役立ていただけましたら
嬉しく思います。

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