朱に交われば赤くなるの類義語は?どんな用例があるの?

朱に交われば赤くなる

時々耳にする言葉ですが、
皆さんはどんなニュアンスで
とらえておられますか?

私はというと
そうですねぇ・・・

やはり付き合う人=
交わる人をよく選ばないと
いけない、

という意味合いで
考えてましたが

果たしてそれで
合っているのでしょうか?

今回はこの
朱に交われば赤くなる
ということわざの

意味と共に
類義語・用例について
調べてみたいと思います。

【スポンサーリンク】

朱に交われば赤くなる

まずは、
朱に交われば赤くなる
ということわざの

正しい意味について
知りたいと思います。

【読み】
しゅにまじわればあかくなる

【意味】
朱に交われば赤くなる
とは、

人は関わる相手や環境によって、
良くも悪くもなるというたとえ。

人は環境や付き合う人次第で
良くも悪くもなる。

付き合う人によって、
人は良くもなり
悪くもなるということ。

人は環境に支配されやすいので、
付き合う友達によって良くも悪くも
なるということのたとえ。

友達を選ぶことの
大切さのたとえ。

【由来】
朱の中に入ると、
いつの間にか

朱の赤い色に染まって
しまうこと。

【解説】
「近墨必淄、
近朱必赤」

(墨に近づけば必ず黒く、
朱に近づけば必ず赤くなる)

という中国の古いことわざから
取られています。

この言葉は中国晋代の
「太子少傳箴(たいししょうふしん)」
にあります。

良い友人を選ぶことは
大切である、
という教訓が含まれています。

」とは、
黄色味のある赤色のことです。

人が支配されやすいことを
指してこのように言います。

【注意】
朱に交われば」を
「朱に混ざれば(まざれば)」

というのは、
間違いです。

さらに
「赤くなる」を

「赤になる」とか
「朱色になる」
というのも間違いです。

【スポンサーリンク】

類義語

ここまでで
朱に交われば赤くなる

ということわざの意味について
知ることができました。

では、
この言葉の
類義語には

どのようなものが
あるのでしょうか?

次は、
その点について
調べてみたいと思います。

麻に連るる蓮(あさにつるるよもぎ)
「人は善良な人と交われば
感化を受けて自然と善人になる」
という意味の例えです。

・麻の中の蓮

・墨に近づけば必ず黒く
朱に近づけば必ず赤し

・善悪は友による(ぜんあくはともによる)

・藪の中の荊(やぶのなかのうばら)

・丹の蔵する所の者は赤し

・血に交わればあかくなる

・人は善悪の友による

水は方円の器に随う(したがう)
水は容器の形によって、
丸くも四角くもなる。

人は環境次第で
良くも悪くもなる
という意味です。

「方円」とは
四角と丸のことです。

麻中之蓬(まちゅうのほう)
「麻中(まちゅう)の蓬(よもぎ)」
と訓読みされていて、

良い環境の中では悪しきものも正される
というたとえです。

また善人と交われば
その影響を受けて善人になる
ということです。

蓬(よもぎ)も麻の中に生えれば
支えをしなくとも真っ直ぐになり
白い砂も泥の中にあれば一緒に黒くなる

という意味があります。

「朱に交われば赤くなる」は、
どちらかと言うと、
悪くなる意味に使う場合が多いのですが、

「麻中之蓬」はもっぱら
良い意味に使われます。

【対義語】
泥中の蓮

【英訳】
He that touches pitch shall be defiled.
(ピッチに触る者は手が汚れる)

The person who touches pitch shall be defiled.

☆「朱」とは、赤い顔料のことです。
「朱色」は、はんこの印肉の色です。

ほんの少し触るだけでも
赤く染まることから、
影響力の強さにたとえられます。

用例

☆「Tちゃん、今日の夜中に公園に遊びに
行かない?」

♡「Kくん、夜中の公園なんて危ないわ。」

☆「最近仲良くなった友達が集まるから、
大丈夫だよ!}

♡「朱に交われば赤くなるとは、
こういうことを言うのね。」

【例文】
1.勉強もしないで、
遊んでばかりいる連中と付き合っていると、

朱に交われば赤くなる
でろくなことがないよ。

2.最近成績が急に落ちてきたのは、
友達のせいだろう。
朱に交われば赤くなるだ。

3.兄が遊び歩いてなかなか
家に帰らなくなったと、
母が泣いていた。

朱に交われば赤くなる
すっかり別人のように
なってしまった。

4.昔から言われているように、
朱に交われば赤くなる

だから悪い仲間とは
縁を切るべきだよ。

5.姉はとてもおとなしい人だったのに、
乱暴な友達と付き合うようになって
言葉遣いが荒くなってしまった。

まさに朱に交われば赤くなるだ。

6.よい友達を選びなさい。
人間は、朱に交われば赤くなる
と言いますから。

7.朱に交われば赤くなるで、
君の生活態度が悪くなってきたのは
友達のせいだろう。

☆普通、悪い意味の時に使います。

「うちの子は進学塾に通うようになったら、
朱に交われば赤くなるで、
熱心に勉強して成績が上がったの。」

と使うのは誤りです。

泥中の蓮

朱に交われば赤くなる
の対義語に
泥中の蓮というのがあります。

せっかくの機会ですので、
このことわざについても
少し調べてみたいと思います。

【読み】
でいちゅうのはす

【意味】
泥中の蓮とは、
どんなに
汚れた環境の中にいても、

それに染まらず清く正しく
生きるさまのたとえ。

【語源】
蓮は汚い泥の中でも、
清らかな花を咲かせることから、
この言葉はきています。

「維摩経(ゆいまきょう)」
が出典であるという説があります。

☆維摩経は大乗仏教経典
(だいじょうぶっきょうきょうてん)

の一つで別名「不可思議解脱経」
(ふかしぎげだつきょう)
と言います。

難しい漢字なので省略しますが、
意味は「高原の陸地には蓮花は生えない。
汚泥の中からこそ蓮花は咲く。」

という文があります。

【類義語】
・涅すれども淄まず
(てつすれどもくろまず)

・濁りに染まぬ蓮(にごりにそまぬはす)

・蓮は濁りに染まず

・蓮華の水に在るが如し

【対義語】
朱に交われば赤くなる

【英訳】
A myrtle among thorns is a myrtle still.
(茨の中でもギンバイカはギンバイカ)

【用例】
♡6年生の3組は学級崩壊しそうなくらい
荒れてるらしいわよ。

☆へー、でもT君のお姉さんがいるけど、
いつも優しくしてくれるよ。

♡まさに泥中の蓮ね。
K君憧れてるの?
顔が赤いわよ。

☆まさか、そんなんじゃないやい。

【例文】
1.決して自分を見失わない彼女は、
まさに泥中の蓮だ。

2.人間関係が悪い会社にあって、
真摯(しんし)に黙々(もくもく)と
仕事をしている彼は、泥中の蓮ですね。

3.人は周りの環境に
流されやすいものです。

その中で泥中の蓮を維持することは
尊(とうと)いことだと思います。

4.雑然(ざつぜん)とした職場に、
まるで泥中の蓮のような人がいるね。

5.泥中の蓮というのは
相当意志が強くないと続きません。

【まとめ】
蓮の花言葉は
「清らかな心」、

「雄弁(ゆうべん)」、
「神聖」などだそうです。

雄弁とは巧(たく)みな
力強い弁舌(べんぜつ)ですから
泥中の蓮とは少し違ったイメージですね。

蓮のイメージからすると、
どちらかというと寡黙

(かもく=多くを語らず、
言葉数が少ないこと)
なイメージだと思います。

ですが、これには
仏教の教えも関係しているようです。

感想

今回は、
朱に交われば赤くなる

ということわざの意味について
詳しく調べてみました。

調べていく中で
聖書の中にも

似たような
言葉があるのに
気付きました。

「賢い者たちと共に
歩んでいる者は賢くなり、

愚鈍な者たちと交渉を持つ者は
苦しい目に遭う」
という言葉です。

私たちにとって
友達はとても大切な
存在ですよね。

だからこそ良い影響を受けたり
逆に悪い影響を受けたりもします。

自分にとってプラスになる
付き合いができているのか

今一度、見つめ直してみるのも良いかも
と感じました。

皆様の日々の生活にも
少しでもお役立ていただけましたら
嬉しく思います。

【スポンサーリンク】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

five + 9 =