傍若無人の意味と由来について・類義語は?

今回は、
四字熟語の1つである
「傍若無人」(ぼうじゃくぶじん)
の意味と由来にについて

そして類義語についても調べ
お伝えしたいと思います。

「傍若無人」という四字熟語。

時々、耳にはしますが、
その言葉にはどんな意味があって
具体的にどんな使い方をするのでしょうか?

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傍若無人の意味

ではまず
傍若無人の意味について
調べてみたいと思います。

意味は
「まるで近くに他人がいないかのように
勝手にふるまうこと」です。

「周囲の状況を気にせず、
自分勝手な振る舞いをすること」
とも言います。

傍若無人は、
訓読の「傍らに人無きが若し(ごとし)」
という意味から

人前をはばからず
勝手気ままに振る舞うさま
他人を無視して、
勝手で無思慮な言動をする様子。」

ということを表す言葉となっています。

意味をまとめると
・そばに人がいないかのごとく
自分勝手な態度を取ること

・周囲の目を気にせず好き勝手をすること
となります。

「傍」は「旁」とも書きます。

「傍若無人」の読み方は
ぼうじゃくぶじん。

じん」ではなく、
じん」と読む点に
注意してください。

とはいっても、
「人前でも自由な気ままな振る舞いをする
気取らない人」

といったニュアンスではなく、
「人を人とも思わないような
態度や言動」を表す時に用います。

ほとんどの場合、
似たような意味を持つ
傲慢(ごうまん)や不遜(ふそん)
などといった言葉と同じように、
ネガティブなイメージで使われます。

つまり、
少なからず
好ましい意味のある

「自由奔放」や「天真爛漫」
といった言葉とは違って、
どちらかというと「節度を超えた図々しさ」
や「思い上がった態度」を
表す言葉となっています。

あまり
良い意味で用いられる言葉では
ないようですね。

私たちが用いる時も
使い方を間違えてしまわないように
十分に注意したいと思います。

この言葉は
あまり好ましい
態度や言動に対して
用いられるものではありません。

むしろ
傲慢さや
尊大さを伴う
言動を表す言葉です。

自由奔放な態度とは
意味が違ってきますので
使い方には注意が必要です。

「傍若無人」の基本的な使い方
基本的には
「傍若無人に振る舞う(な振る舞い)」
「傍若無人な態度(行為・対応・言動)」

などといった
表現で用いられます。

・傍若無人に振る舞う(な振る舞い)

・傍若無人な態度(行為・対応・言動)

・傍若無人ぶり

具体的には
どのような文例があるでしょうか?

・観光客の「傍若無人」な振る舞いが
地元住民の反発を引き起こしている。

・外国籍の船が日本の領海まで押し寄せ、
サンゴを乱獲するなど「傍若無人」な
振る舞いを見せている。

と、このように用いることができます。

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傍若無人の由来

次に傍若無人の由来について
調べてみたいと思います。

この言葉は古代中国の始皇帝を
あと一歩まで追い詰めた
伝説の暗殺者・荊軻(けいか)の
性格に由来しています。

秦の時代、
刺客の荊軻は
仲間たちと現在の北京で
毎日お酒を呑んでいました。

荊軻は普段は真面目な人物でしたが、
お酒を呑んで酔ってくると、
ひどい酒乱になってしまうのが
欠点だったようです。

宴もたけなわになり
一度酔ってしまうと、
街の中を歩きながら、

仲間が楽器を鳴らし、
それに合わせて荊軻が
歌い、騒ぎ、わめいた挙句に
抱き合って泣き出したりしていたそうです。

荊軻は
泣き上戸だったんですね。

まるでその様子が
傍らに人がいないかのような
横暴な振る舞いだったという
故事が由来となっています。

さすがにこの時ばかりは、
普段は荊軻を頼る友人たちも
抑えに回る立場となり

傍らに人無きが若し
(かたわらにひとなきがごとし)
とぼやいていたようです。

その一方で
もしかしたらこの荊軻の行動は、
人々の明るく楽しい暮らしに
貢献していたのかもしれない
という見方もあるようです。

今では、
あまり良くない
イメージで用いられていますが、

本来は、
この言葉に
非難の意味はないようです。

ちなみにこの、
荊軻という人物は、
秦王を暗殺しようとした刺客で、
暗殺に失敗して斬り殺されたそうです。

使い方としては
「あの人の傍若無人な振る舞いには
友人一同ほとほと手を焼いています」
などと言うことがあります。

この場合は、
周りに人がたくさんいるのに、
その人の空気を読めないどころか

空気を読む気もないわがままな振る舞いに、
大きな迷惑をこうむっている
状況を言い表しています。

自分勝手な行動は
気づかないうちに
人を傷つけてしまうことが
ありますね。

秩序も乱してしまいますし、
いずれ孤立してしまう
可能性もあります。

一方で、
傍若無人な行動は、

時に、
悪い雰囲気や秩序を正し、
周囲を笑いや明るい場に
する場合もあるという説もあるようです。

このように
傍若無人という言葉には
いろいろな意味が存在していて、
言葉が時代とともに変化してゆく
一つの例となっているのかもしれません。

ですが現在では
この言葉はマイナスの
イメージで用いられているのが
一般的のようですので、

やはり使い方には
十分注意したいですね。

傍若無人の類義語

ここまで
傍若無人の
意味と由来について
調べてみました。

では
傍若無人
という言葉の
類義語にはどのようなものが
あるのでしょうか?

類義語には
・得手勝手(えてかって)

・傲岸不遜(ごうがんふそん)

・放辟邪侈(ほうへきじゃし)

・眼中無人(がんちゅうぶじん)

・勝手気儘(かってきまま)

という言葉があります。

この中の
眼中無人という言葉は、
眼中人無し(がんちゅうひとなし)
とも表現するようです。

この場合も、
読んで字のごとく
「眼中人無く振る舞う」
ということで

「(おごりたかぶって)
人を人とも思わない高慢なさま」

「人のことは少しも考えないで
わがままに振る舞う」

といった
「傍若無人」と
同じような意味を表します。

この言葉は、
例文としては、
「眼中人無く振る舞う」

などの形で用いることが
できます。

ほかに「傍若無人」に似た言葉として

・傲慢(ごうまん)

・不遜(ふそん)

・横柄(おうへい)

・尊大(そんだい)

・無礼(ぶれい)

・無思慮

・自分勝手

・やりたい放題

・周囲の目を気にしない

などといったものがあります。

いずれにしても、
「傍若無人」という言葉は
様々なシチュエーションで
用いられる言葉ですので、

教養として
意味をしっかりと
知っておきたいですね!

まずは私たち自身が、
「傍若無人」な態度を
取ってしまわないように

日ごろの振る舞いには
注意したいと思います。

傍若無人の使い方・例文

最後に
もう少し
「傍若無人」の
用い方について
考えてみたいと思います。

「傍若無人」は、
他人の傲慢な態度などを表す場合に、
このように用いることができます。

・「彼はいかにも傍若無人な話し方だ」

・「性格が陰湿ではなかったが、
その傍若無人ぶりは、
会社の同僚も持て余し気味であった」

・「彼の傍若無人な態度がどうしても
気に食わない」

・「選手起用にまで、
細かいことまで全て口を出すオーナーの
傍若無人ぶりに、
現場の監督や選手たちは困惑している」

・「彼には周囲を無視した傍若無人
振る舞いが多い」

・「いままで何度も指摘されているように、
職員による傍若無人な対応は決して
許されないと思う」

・「傍若無人な新入社員にどう接してよいか悩む」

・「創業者の跡取りを早くも社内の
重要なポジションにつけた場合、
勘違いして年配社員や周囲に対して傍若無人に振る舞う人もいるようだ」

・「彼の傍若無人な態度には我慢ならない」

・「彼は仕事はできるが傍若無人
振る舞いが目立つ」

・「彼は自分の傍若無人さを自由奔放と
勘違いしている」

・「近頃は傍若無人な若者が多い」

・「彼女の傍若無人ぶりに周囲は不満を
募らせているらしい」

・「傍若無人な彼の出世に部署のメンバーは皆不服を唱えている」

感想

今回は
傍若無人という
言葉について調べてみました。

私自身
あまりこの言葉を
使う機会はいままで
ありませんでしたが

なんとなく
良いイメージで
とらえていました。

マイペースな人というか
一見、わがままに見えるかも
しれないけれど自分を
しっかり持っている人、

みたいな意味かなと思っていたのですが、
かなり違いましたね(笑)

正しい知識を
持つというのは
本当に大切だと感じました。

皆様の日々の生活にも
少しでもお役立ていただけましたら
嬉しく思います。

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